vimでJavaを書く

JavaだとEclipseがある所為かvimで開発するための情報をそれほど見かけません。最低限使えるようにするにはZDNetの以下の記事がありますが、IDEのサポートに慣れているとctagsでは力不足を感じてしまいます。

Eclipse並みとはいわなくても、特に補完はもう少しがんばって欲しいところです。ざっと調べたところvimJava向けの強力な補完を利用するには、今のところjavacomplete、vjde、eclimの3つの方法があるようなので試してみました。

javacomplete

javacompleteはVim7で導入されたオムニ補完(omni-completion)をJavaに適用するものです。個人的にはシンプルで好きですが、ダウンロード数は2000程度なのであまり流行っていないようです。

インストール
unzip javacomplete.zip -d /usr/share/vim/vimfiles

~/.vimrcなどに以下を追加。

autocmd FileType java :setlocal omnifunc=javacomplete#Complete
autocmd FileType java :setlocal completefunc=javacomplete#CompleteParamsInfo
使い方

オムニ補完はデフォルトでです。.をタイプした後や、クラスやメソッドのタイプ中に補完が効きます。import文でももちろん使えます。

vjde

Just a Development Environment for VIM。名前のとおり補完のほか定義の検索やコンパイルなど開発環境的な機能があります。試していませんがRubyを使うとC++の開発もできるようです。

インストール
tar -zxvf vjde.tgz /usr/share/vim/vimfiles
chmod +x /usr/share/vim/vimfiles/plugin/vjde/readtags
使い方

補完はから。

クラスやメソッドなどの上で:Vjdeiすると定義を検索できます。

:Vjdei

vimから編集中のファイルをコンパイルすることもできます。

:Vjdec

ヘルプは以下で見られます。

:helptags /usr/share/vimi/vimfiles/doc
:h vjde

eclim

eclimはEclipseの機能をvimから使うためのEclipseプラグインvim scriptのセットです。付属のeclimdというデーモン経由で動きます。

Eclipseの機能の一部がそのまま使えるということで大変期待していたのですが、vimが大量のエラーを吐いたり、パスまわりで色々と文句を言われたりして、僕の環境ではうまく動かせませんでした。現在のバージョンはJDK1.5を要求するようなので、そのあたりで引っかかったのかなあ…。

こちらのエントリで知りました。インストール方法も読みやすくまとまっており参考になりました。

vimでjavaの開発を行う その1 - Doge log